なゆーのテキトーブログ

普段はTwitter(@oxygen60499747)より感想兼考察を投稿していますが140字では抑えきれなかったリアルでは言えないアニメへの想いをひたすら綴るブログとなっております。自分が感じた事を上手く言語化出来るように善処します。

「恐怖と笑いの共存」 ドロヘドロ1話感想

冒頭で流れる「バビロン」を彷彿とさせるようなグロ描写注意喚起の表示。

まずこれに身構えましたよね笑。

流血描写は勿論、顔の皮がベンロリと剥がれるシーンやヒロインの虫化など世界観含め、思わず身震いしてしまうほどの恐怖心を覚える展開。ただ、それとは裏腹に流れてくるコミカルなBGMや陽気な主人公の振るまいに笑える。そういった一見正反対な2つの要素の合わせ技に惹き込まれた。さらにこれらの感情を1つの場面で同時に得られた点も面白かったです。

例えば、今作品の主人公であるカイマンが結果的に骸骨マスクをしていた女キャラ(下記添付)の顔の皮を剥ぐシーン。この説明文だけでも中々にエグいものを感じます。でこの場面はその皮の剥がれた、要するに肉がむき出しになった彼女の顔を映すか映さないかギリギリのラインを描き、此方側としてはいつそのグロ描写が出てくるか分からず、もう鳥肌級に怖かった所だったのですが、、、、

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巻き込まれ貧乳・恵比寿

その次のカットの所で、その剥いでしまった皮を咥えたカイマンがきょとんとしているだけのほぼ無音のシーンになる。(画像なくてすみません)この間の使い方が独特で。それって前のシーンで盛り上げて盛り上げて、次の場面で急に無音にするこでシュール感を与える。まさにギャグ作品において笑いに繋げる為の手法をこの恐怖演出の中に落とし込んでくる。これに笑えるんですよね。

他にも、今作品のヒロインであるニカイドウが魔法使いによって手足が虫に変えられてしまう。思わず衝撃を受けるそんなシーンの矢先にあのあっさりしたカイマンの登場の仕方。などなど。

このように1つの場面で恐ろしさと笑い、正反対とも言えるこの2つの感情を味わえる今作品独特の作風に自分は惹かれたという訳です。

 

~まとめ~

まだ外観だけで具体的な世界観も明らかになっていないし、キャラクターに対する魅力もそんなに深まっていないが、タイトルにもある通り「恐怖と笑いの共存」という今作品のストロングポイントに1話時点で見出す事が出来た、且つそれを面白いと感じた故に視聴確定。

ただ、それはまだこの”ドロへドロ”という作品の底が見えていないということ。

これから描かれていくであろうカイマンの中にすむ”誰か”の正体や魔法使いと他人間達との関係性(世界観の詳細)等、物語の中身そのものにも非常に楽しみな所。つまり期待しかありません。