なゆーのテキトーブログ

普段はTwitter(@oxygen60499747)より感想兼考察を投稿していますが140字では抑えきれなかったリアルでは言えないアニメへの想いをひたすら綴るブログとなっております。自分が感じた事を上手く言語化出来るように善処します。

世にも奇妙な物語~19’雨の特別編~感想

1.さまさま少女のためのピアノソナタ

主人公が手にした楽譜をきっかけにヒロインがピアノを奏でる為の新たな意義を見出すいうとある面から見ればハッピーエンドともとれるこの物語。

だが主人公がオーディションを受ける事を決意した過程には野下君の腕の負傷があり、自殺しようとしたヒロインが助かったのも野下君の自殺があったから。おそらくあの場面で野下君を助けても新たな犠牲候補が現れるだけだろう。あくまで主人公が手にした楽譜というのはあくまでさかさま少女の為だけに存在するもの。何かを得る為には必ず代償を支払わなければならないというメッセージ性がこの作品には込められているのではないかと感じました。

『さかさま少女のためだけピアノソナタ

これが真のタイトルだったのかなと思います

 

 

2.しらず森

この話が今回一番心に来た作品でした。

まずかつて小学生時代に自分が信じていていた神隠しという現象に対する個人的なノスタルジー(懐かしさ)、それに家族を掛け合わせて描くストーリーには純粋に泣けました。

また吉田羊さん演じる主人公の子供を助けたのが小学生時代の主人公だったというストーリーの意外性も評価ポイントですね。彼女の過去と現在の記憶がフラッシュバックする描写で全ての察した管理人はつい『あ!』という声が漏れてしまいました笑。

 

 

3.永遠のヒーロー

これは視聴前後で印象が180度変わる作品でした。冒頭はあまりの下らなさに正直退屈でしたが終盤に近づくにつれて設定のどんでん返しという世にも奇妙な物語らしい展開が一番顕著に表れていて、途中からワクワクが止まりませんでした。

たとえ自分がゲーム世界のキャラクターだとしても、いやだからこそ少女の心の中にヒーローは永遠に生き続ける。タイトル回収も完璧だったかと思います。

 

 

4.人間の種

家族ネタには滅法弱い管理人は号泣でした…笑

不思議な現象を通して近づき遠ざかりつつも最後は優しく包んでくれた家族愛の連鎖にはもう泣くしかない。主人公が結婚を躊躇っているのも植物お母さんが娘の元を離れたのも結局は家族に対する想いがあるからなんですよね。その気持ちは同じなはずなのに距離が生まれてしまう中盤の展開には胸が痛かったですがそれらを溶かしていくかのような最後の『お母さんになれて良かったよ』という言葉で管理人は完全に落ちましたね。温かいお話でした。

 

 

5.大根侍

くだらな過ぎて特に語ることなし。

 

 

以上となります。また今回のストーリーテラーにはいつものタモリさんに佐藤二朗さんを加えての構成となっていました。

普段はタモリさんがこれから描かれる物語の内容を遠回しに示唆させるような言動が入るのですが今回はそれら一言二言で済ませる事で、最終的にはその繋ぎの尺自体が1つの物語に仕上げられていた事に気付かされました。なので個人的には今回は6作品あったと考えています。最後のタモリさんのオチの〆となる発言も完璧に落とし込まれていて、新しい(?)試みだったものの大変楽しめる内容だったと思います!