なゆーのテキトーブログ

普段はTwitter(@oxygen60499747)より感想兼考察を投稿していますが140字では抑えきれなかったリアルでは言えないアニメへの想いをひたすら綴るブログとなっております。自分が感じた事を上手く言語化出来るように善処します。

「空の青さを知る人よ」小童 1周目 書き殴り分析

※本記事は今作品の敷居に合わなかった私、管理人が綴った感想、最悪自分語りになります。なのであまりに主観的な内容になる事をお許し下さい。でもそのくらい自分について考えさせられる、まだ幼い僕にとってはそんな作品でした。これだけは言っておきます。

こんな内容Twitterに投稿出来ないのは勿論、いつものようにブログを投稿した事をTwitterに知らせる事さえもしたくなかったので人知れず書きっぱなしにしておきます。なので主に数十年後に今作品を観返すであろう自分に向けてこの文章を綴ったと捉えて下されば幸いです。おい、だから絶対に2周目観ろよ、将来の自分!円盤は買っておいておくから!!

 

 

 

まず、この作品を観て一番に思った事。

「あ、これは"今の自分"には合っていないな………。」

というのが正直な第一印象でした。

これは単に作品が面白くなかった、だとか自分の趣味に合っていなかったな、といった作品から来る理由では決してありません。

それを鑑賞する立場である自分の今までの人生経験だけでは、到底理解し得ない人物の心情に重きを置かれて描かれていたから、だと個人的には思っております。

故に作品に入り込めないし没入感が薄い。

共感はおろか、同情すらも出来なく…😖

感動出来るシーンはあったものの、全体的には刺さらない内容、言い換えるとまだ自分が鑑賞するには早すぎた作品だったのかなと率直に思っています。

 

詳しく述べていきます。

今作品で自分が一番印象に残っているのは、

夢を「追いかける」主人公の青と夢を「捨てなくてはならなかった」慎之介の対比です。

そして、本来"青"と"慎之介"で「二重のカタルシス」が得られる所を自分は前者の心情にしか入り込めなかった&作品自体が後者の心情を重きに置いて描かれていたから上記で綴ったような第一印象が残ったのでは?と個人的にはそう感じている。

まず、慎之介から。

高校生の頃に抱いた夢を叶える為に東京で出向いたしんのが目の当たりにしたのは、コネと金さえあれば実力差など関係の無い現実。

そんな世界で数十年揉まれた結果、あか姉の為にも叶えたかった夢を諦め停滞を望んでしまった慎之介の姿が描かれる訳です。

そんな彼に対してまだ、社会人にもなっていない。加えて今の心境と将来味わうであろう現実のギャップを知る由もない。増してや将来のビジョンさえもはっきりと持てていない自分にとって、人生の何段階も先を行った苦悩に没入する事は今の僕にとっては出来ない事でした。作品には非がない事を前提に、最終的には肯定的に描かれるキャラクターに対して、ここまで感情移入が出来なかったのは初めての経験でした。

故にラストに待つカタルシス、すなわち爽快感の度合いが他の方よりも小さく感じてしまったのかなぁと考えています。

 

そして次は青。

青自身含め地元に縛られたあか姉に対し懐疑的な考えを持ってしんのと同じように上京する事を夢見ていた冒頭。

そして嘗てのしんのとの再会にとって、

初恋をとるかあか姉の幸せをとるか?

の葛藤に囚われる。

そこで当初は屑扱いしていた慎之介になって欲しくない。という青にとっての大義名分があった。故にしんのへの青の初恋成就が正当化されていた。(そこを青に初恋を抱いた大地少年の「10歳差なんて大人になったら対した問題ではない」という発言によって皮肉っているという見方も出来る)

でも慎之介とあか姉の変わらぬ関係性や慎之介の誠実さに触れた事で、上記のような葛藤が生まれたのではないか?という考察は自分なりに出来たのですが、そんな事ができる次元に今の僕はいないので今は置いておく。

ま、ここで自分が何を言いたいのかというと、それらの葛藤の先にあるカタルシスが"青"に関する所にしか感動出来なかったという事。故に作品全体としての満足感が自分のせいで薄くなってしまったと分析しています。

なので今作品は自分が社会人になって数十年後=慎之介が味わったカタルシスに感動出来るような年齢になってから改めて視聴したいと思っております。円盤はこの時点で購入は確定なのかなと思います。