ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝 雑感
何も心配を感じさせなかった。強くも優しき母の想いを描いたTVシリーズ10話、そして今回は決して揺るがぬ姉妹の永遠。また違った感動を味わえた。
端的に表すと、10話で味わった圧倒的な感動を更に深掘りし、突き詰め洗練させたイメージ。(人物の境遇や想いについて)そら泣かない訳がない。鑑賞中、自然と涙がツーと頬を伝いました。
上記で述べたように10話は勿論号泣した。けれど24分という尺では到底収まりきれない物足りなさも同時に感じてしまった。あのエピソードで感情移入した分、もっとあの2人を掘り下げて欲しかった、もっと彼女達の姿を観ていたかったという思いを抱いたのも事実。そのモヤモヤを外伝という形で見事に晴らしてくれた。
これは劇場版がどうなることか。今は期待しかない。だがこれを鑑賞する為なら僕は数年、いや数十年だって待てる。そう思わせる今作の芸術性をまだ観ていない方は是非感じてほしい。