なゆーのテキトーブログ

普段はTwitter(@oxygen60499747)より感想兼考察を投稿していますが140字では抑えきれなかったリアルでは言えないアニメへの想いをひたすら綴るブログとなっております。自分が感じた事を上手く言語化出来るように善処します。

映画 このすば紅伝説 ネタバレ有感想

"変わらぬ日常"の中に僅かながらの"変化"。

それを感じた今回の劇場版でした。

果たしてカズマのモテ期の行方は如何に…!笑

この3つのポイントに分けて言葉足らずながら述べていきます。

 

変わらぬ日常

今回は地元近くにある人の少ない劇場館で鑑賞したのですが、その選択が正解だったと思うくらい笑いをこぼしてしまう箇所がいくつか。それほどギャグパートはTVシリーズ同様変わらぬ面白さがありました。

特にカズマとめぐみんの掛け合いに見られた、仲間を強調したしんみり→笑い→しんみり→笑いのループやバトルシーンにおいて「もうここで勝てる!」と視聴者含め思わせる展開に肩透かしを食らわせたりと、非常に"このすば"らしい落差を用いた笑いの連続で飽きが全く回りませんでした。

また、魔王軍幹部であっても哀れみの目を向けてしまう程のクズマっぷり、百発百中アクアのフラグ回収、紅魔族もドン引きダクネスのどMっぷりは相変わらず。そしてカズマの閃きから盛り上がる怒涛のバトル展開と。1期2期で観られた流れを約100分間でギュッと集約させたかのような満足感ありました。

 

僅かながらの変化

(TVシリーズとの比較)

上記にプラスα、いつもは厨二病っぽく飾りたがるめぐみん素の可愛さが劇場版では全面に描かれており、特にカズマ視点の寝起きめぐみんはもう堪らん!といった印象。ある意味コメディーパートよりもリアクションを抑えるのに大変だったのかもしれません笑。

そのため相部屋の場面で、カズマがあのような思考に至るものもしょうがないと感じてしまう。それ程愛くるしい姿でした。また、今回の舞台がめぐみんの故郷だったというのもあって、紅魔族の村施設を紹介する際に見せる彼女の得意げな表情も合わせて眼福眼福でした。

そしてめぐみんとゆんゆんの過去を掘り下げつつ爆裂魔法のルーツに迫る展開には驚き。TVシリーズではダクネスの本名をコミカルに弄ったりする流れはあったものの、比較的シリアスに人物の境遇が描かれる事はなかったと認識しているので呆気に取られました。

めぐみんが頑なに爆裂魔法に拘る理由というのがそこで明らかになり、表面上ではゆんゆんの事をあしらうめぐみんが秘める、素直には言えない彼女への思いを垣間見る事が出来た。あくまでもそれを通じて何か大きな変化があるという訳ではなかったが、めぐみんの見る目が今までとは少し変わるような演出であったと思います。

 

個人的注目ポイント

他、個人的に感じた事は長縄まりあさん演じるめぐみんの妹、こめっこがまぁ可愛いということ。

この件に関して一番衝撃的だったのはエンドロールを見るまでこの声が長縄さんだと分からなかった事。"はたらく細胞"や"小林さんちのメイドラゴン"、"スロースタート"等、今季に至っては"女子高生の無駄づかい"で長縄さんの幅広いロリボイスの使い分けには素晴らしいの一言。

新たなロリボイスが発掘出来たという事で個人的にしみじみ感じるものがありました笑。

また物語の展開としてもカズマの手柄を横取りする場面でしっかりと彼女の出番を作ってくれた所にも感謝したい。めぐみん宅へカズマ一行が初訪問する場面でもたった一言で笑いをかっさらい、存在感を示してくれた。