なゆーのテキトーブログ

普段はTwitter(@oxygen60499747)より感想兼考察を投稿していますが140字では抑えきれなかったリアルでは言えないアニメへの想いをひたすら綴るブログとなっております。自分が感じた事を上手く言語化出来るように善処します。

2019春アニメ個人的総括兼推しキャラ紹介

 ※本総括はあくまで主観的な意見を述べたものであり作品自体を貶す意図は含まれません。

 もくじ

 

 

川柳少女   

6話で川柳でしか意思疎通が出来ないという視聴当初に抱いた七々子のキャラクターとしての違和感 (家族の前でも川柳で会話する点等)が解消されてからは良作。

1話から描かれた川柳ならではのド直球な七々子の胸キュンな言動は勿論、そんな2人の様子を見守る部長の自虐ネタとツッコミや七々子を見守るお父さんの親バカなギャグ描写も面白かった。

また7話以降で川柳が575のみに留まらない字余りや字足らず表現を使う事によって更なる七々子の想いを描いてくれた点も川柳だからこそ伝わる演出で大変良かった。特に最終話の川柳の畳み掛けには感動すら覚えた。

また冒頭でキャラが発した言葉を終盤できちんと回収していく物語としてのまとまりの良さもこの作品ならではの個人的な魅力だと思う。

だが一つ不満点を挙げるなら下ネタと比較的真面目なラブコメ展開を一緒に描いて欲しくはなかった印象。特に11話の花火回。

 

 

みだらな青ちゃんは勉強ができない

6話以前でのアンジャッシュ並の勘違いギャグ&下ネタの一点張り+‪α‬の要素を後半には感じた。

7話のタイトル回収回。

8話以降の男に対する偏見と純粋な恋心で揺れる青の葛藤をシリアスに描く回。といったように単に青の性格をコメディだけに留まらせなかった点が良かったと思う。

青の悩みを繊細に描いてくれたからこそ木嶋君のイケメン過ぎる対応に全く嫌味を感じさせなかった点も○

また10、11話のギャグ回の中にも青と小さい父の親子愛や彼女と木嶋君の思考の違いを具体的に混ぜてくる事によって6話以前のギャグ回に加えたもう1つの面白さを見せてくれて大変観ごたえがあった。

あとは木嶋君と青ちゃん、どうか末永くお幸せに。笑

 

 

ひとりぼっちの○○生活

キャラ自体を愛でるマクロ的な要素と人物の心情表現を考察するミクロ的な要素の2つの面で楽しめた作品。

初めはぼっちのコミュ障ならではあるあるネタだけで通すのかと思いきや、彼女の友達作りを通して1話ではコンプレックスに感じていたぼっちの人見知りが1つの個性として友達の輪の中に馴染んでいく様子が描かれ、その姿には和まされた。

特に終盤においては、ぼっちのコミュ障をクラスのほぼ皆が理解していて仮に彼女が失敗しても笑って受け流す。でもぼっちは自分が受け入れられている事を知らないから常に頑張り続ける。この自然な正の連鎖が微笑ましくて堪らなかった。

また"可愛いのには旅をさせよ"ぼっちの親友だからこそ徹底的に無視を貫くかいちゃん。その中でOPからでも垣間見えるぼっちへの愛には泣いた。特に最終話ラストで店の外にこっそり置かれた頑張る妖精には涙

笑いもあって感動もある素晴らしい作品でした

 

 

さらざんまい

 回ごとに落差はあったものの1~5話までの展開を見事に帰結させた6話。

1話からマブが発していた言葉が伏線となり『繋がり』という今作品のテーマをより印象付けた11話。

この2話が圧倒的でした。

また今回は磯原監督作品初視聴だったという事もあり多少ついていけない部分(ミュージカル演出等)もあったがこれを機会に他作品も視聴して耐性を付ける必要があると感じた。

 

 

鬼滅の刃(12話まで)

8話で禰豆子を人間に戻すという物語の本筋と炭治郎が鬼殺隊として鬼を討伐する目的が一致してからは展開に対する違和感が消え、更に後半で禰豆子との共闘展開&善逸の登場により更に面白くなってきた印象。

特に後者に関しては今まで炭治郎のみでバトルとコメディをこなしていた為に冷める描写もあったので、善逸の追加により役割に二分化が成された点は高評価。

ですが、無惨のことを初めは人間らしく見せたものの結局は本来の鬼としての立ち位置、即ち完全な"悪"として描いた所には少し不満。人と鬼の間で揺れる初対面した時の炭治郎の葛藤をもっと描いて欲しかった。

そしてまだ炭治郎の錆兎と真菰への思いが戦闘への良い相乗効果を生んだ手鬼戦を越えたバトルシーンがなかったので2クール目には更なる期待がかかります。あと禰豆子が鬼可愛い

 

 

ノブナガ先生の幼な妻

僕が何故今季他のエロ作品を切った中この作品だけ唯一視聴を続けたかと言えば2話の帰蝶の心情描写にシナリオ性を感じたから

当初彼女はあくまで『先祖』である織田信長の側室になる予定であった。しかし安易に行為に及ばないノブナガ先生の優しさに触れ、先生に対して織田信長には抱かなかった別の感情を抱く。

ではその感情とは何なのかという展開が3話以降で期待されたのだが、それからは帰蝶√が終わっていないのにも関わらず彼女を放ったらかしにしてテコ入れ並の安易なキャラ追加を尽く行い、結果として本当にただのエロ作品へ成り下がってしまったのが実に残念。

最終話の最後の最後で帰蝶√に引き戻すかのような描写があったが遅すぎる。

しかもED後に2期のフラグなのかどうかは知らんがまた新たなヒロインの登場をほのめかす演出もあり、兎に角変態と化したノブナガによって帰蝶が可哀想としか思えない作品だった。少なくとも自分が2話で抱いたシナリオに対する期待が見事に裏切られました。

 

 

超可動ガール1/6

まさにオタクの芯を食ったような作品。

終始キモオタな主人公あるあるネタに共感しつつもその要素を見事に活かしたフィギュアヒロインの葛藤を解決していく展開がお互いに良い相乗効果を生んでいた。

解決の為にとった行動全てはキモオタだからこそ出来る行動であり結果としてオタクとしての彼に対する負の感情が残らない点も〇

そのくらいヒロイン達が抱えていた葛藤を15分とは思えないくらい切実に描かれており、それを乗り越えた分彼女達により一層の愛着を得ることが出来た。

またヒロインのそれ以外の魅力、即ち可愛さもヌルヌル作画で完璧。何よりノーナの正妻ぶりが堪らんのであります。どれだけヒロインが追加されてもその正妻路線を貫いてくれた点はどこかの今季ノブナガ作品とは全く違い、もう最高でした。

結論コメディーとシリアスを両立させた一流なシナリオヒロインの可愛さが加わって個人的にも大変ハマった作品でした。現在円盤買うか迷うくらいに気に入っています笑。

 

 

八十亀ちゃんかんさつにっき

東京と名古屋のギャップをテンポよく描くもののあくまで『名古屋を貫く作品』←ここ大事

途中ネタの薄さと会話のテンポの悪さで失速した印象はあるが終始描いてくれた八十亀ちゃんの可愛さだけで僕はもう満足です笑。

特に個人的には、序盤で陣君の東京自慢にマウントを取られていた彼女が歓迎会をきっかけに彼に復讐するお菓子回が一番面白かった。

あと2期おめでとうやがね。既に視聴確定です

 

 

異世界かるてっと

アクアとアルベドのキャラが強過ぎますねぇ笑

このように作品同士横の繋がりによるキャラの掛け合いが面白かった。

特に幼女戦記におけるターニャの魔力量をオーバーロードにおける位階魔法で表現したり、スバルでの死に戻りを他の作品に当てはめる展開等は今作品にしか出来ない設定の深掘りだったので大変観応えがあった。

ただ回によって落差はあった特に11話から12話に上記のような要素は皆無だった。だが体育祭によってクラスが団結して2期の転校生へと繋げる流れは汲めるし、単体技であってもそれが連なっていく12話の展開は熱かったので結果として良し。

だが2期では体育祭における縦の繋がりよりも作品の垣根を越えた横の繋がりを個人的にはもっと描いて欲しい印象でした。

もし縦の繋がりを推すなら各作品でOVA1話を作ってくれた方が断然面白くなる気がするので。

 

 

Fairly gone 1クール目

前期評価でも触れたが『妖精を介した人間ドラマ』が変わらずあまり観られなかった点が残念。

それよりも陣営間の勢力争いが中心に描かれていた。それなら最悪妖精無しでも描けるし何よりキャラが増加して物語がより把握しづらかった印象を受ける。

マーリア&ベロニカ、ウルフもこの勢力争いに巻き込まれているせいで個人よりも所属している団体の方へ物語のベクトルが向いてしまい結果として自分が観たかったモノはみられなかった6話のようにマーリアとベロニカの関係をもっと深掘りして欲しい。

果たして2クール目で巻き返せるか。

 

 

消滅都市

ゲームでプレイすれば良作なのだろう。10話や12話でその片鱗は感じたものの全体としてはイマイチ

タクヤとユキがロストへ向かうまでに阻む敵との戦いやロストの謎を漂わせる展開が正直つまらなかった。

前者に関しては作画の乱れ突然の新キャラ追加が寒い。そしてタクヤが怪我を負うのみの流れが続いた序盤の展開にも飽き飽き…。

後者に関しても新キャラのアイドルを登場させ唐突に始まる感情移入のしようもない感動展開。また彼女達が歌う場違いなEDは本当に要らなかったと終始感じた。

ゲームにおける膨大なシナリオを12話の枠に収めようとしたからこそ出た典型的な失敗例だったのかなと。

ただ1話であくまで報酬優先だったタクヤが何故リスクを犯してまでユキを助けようとしたのかという理由を背景付きで描き伏線回収を行った7話は個人的に良かったと思う。

 

 

世話焼きキツネの仙狐さん

『全く文字通りの癒しアニメ。それ以上でもそれ以下でもない。』

癒される要素がパターン化したせいで多少マンネリ気味だった気もする。

11~12話のような展開を定期的に入れて欲しかった気持ちもあるが、それを割り切ってしまえば日常の一部を切り取った構成だけで大満足出来る作品でした。

親の有難みやその他幼い頃のノスタルジーを感じさせる描写は歳を取れば取るほどハマる演出だと思うので、社会人になったら今作品はもう一度観返してみようと思います笑。

ただ所々に描かれたエロ要素個人的には不要だったのかなと。正直中野さんの性癖などどうでもいい。あくまで癒し作品としての立ち位置を終始貫いて欲しかった。

 

 

賢者の孫

主人公最強系なのに決してハーレムに走らず、1人のヒロインと付き合うまでの過程を描いた点は今作品独自の魅力。その描写によりシンを無双展開のみのつまらない戦闘から切り離せた点も良かったと思う。

ですがやはり戦闘になった時の無双展開の呆気なさというのは見過ごせなかった。特に前半に至ってはシンの無双により他のキャラが全く映えないという最悪の状態であった。

その中でも3話でアウグストに対してシンが邪魔扱いする場面がある。そこから彼を成り上がらせる展開を描く事も出来ただろうに素っ気なく流され、ただシンを敬いからかうだけの存在に。

極めつけはラスボス感漂っていたオリバーの描写。流石にあれは酷い。10話で彼の過去を掘り下げ他の魔人と区別たのにも関わらず、結局普通の魔人同等の戦闘狂として描き10話を台無しにした

終いにはシンとオリバーとの最終決戦を描かないという明らかに逃げた構成。結局何をしたかったのかが不明。

EDをフルで流したりキャラを簡素に描く演出も手抜きかと思わせるくらいに非常に雑な終盤の3話だった。

 

 

ぼくたちは勉強ができない(13話まで)

前半と後半で評価がガラリと変わる、むしろ回を重ねる毎に好きになる作品でした。

前期評価では2人のヒロインが何故苦手な分野専門の大学へ行きたいのか?という理由を主人公の境遇と重ね合わせながらストーリーを描くシナリオの良さが伺えた。

しかし回を重ねるにつれ ブコメ作品における典型的な展開が続く事に1話とのギャップが際立ってしまって少し飽き始めていた。

しかし後半では新たに真冬先生とあすみ先輩という新ヒロインが追加されてからはもう最高。

萌えの部分が強化された事は勿論、ヒロインを愛でる為に必要なキャラの設定の掘り下げ同時に行ってくれたのでよりキャラに対する愛着が湧いた。特に11話における先生の過去話と可愛さは他のヒロインを凌ぐほど。

あくまで物語のシナリオにではなく、キャラアニとして視聴した所評価が爆上がりでした。

1話で感じた良さも"物語全体のストーリーとしてのシナリオ"にではなく"キャラクターを掘り下げる為の演出"にと置き換えればこの作品の魅力をより理解。

個人的なイメージでいうとストーリーとしての進みは一切ないもののリトを使ってヒロインに対する萌えを出しながらも毎回彼女の設定に関する掘り下げを1つ描くToLOVEる』に似た魅力を後半からは感じた。

ただぼく勉にはしっかりとした物語の本筋がある。さらにラブコメを描きつつも 『勉強』という本筋から全く逸れないというのが今作品の強みなのかなと。

特に最終話で文乃と成幸が同じ部屋に泊まる事になり気まづい雰囲気になる場面で成幸が「勉強道具持ってくれば良かったなぁ…」と言う描写にはそれがしっかり表れていて感動した。2期も大注目です。

 

 

群青のマグメル

超生物が住まうマグメルを舞台にしながらも、それを利用する人間の黒いエゴの部分を写す作品の持ち味が1~4話までしか描かれず5話から何をしたいのかが全く分からなくなった。

わざわざ危険地帯に住む人の悲惨なエピソードや主人公が何の罪もない人からお金を騙し取る描写のような元の設定をぶち壊す展開が本当に拍子抜けだった。

5話以降が残念過ぎる。田伝オヤジがひたすら不憫な展開には意味不明でした。にも関わらず最終話まで視聴出来たのはゼロの可愛さ故。

 

 

キャロル&チューズデイ

オーディション番組回において、シベールによってC&Tが成長するまでのフリが長いことに途中若干の不安を覚えたが、ストーリーの終着点をC&Tの歌う歌詞に全て乗せた12話は最高。

またAIによって人々の繋がりが薄れた世界観をキャロルのバイトを通じて滑稽に描く回やPV作成の失敗をコメディーを混ぜながら描く序盤の回は大変面白かった。

序盤は回単体として、オーディション回からは物語としての流れを曲のクオリティで補った印象。

ただ、序盤の展開ではAIが否定的に描かれていたのに対し、オーディション回ではアンジェラを通して肯定的に描かれていた。

結局"人間とAIの違いはどこにあるのか?"C&Tに関する物語の結末が見えている分、このテーマの結論を2クール目では出して欲しい所。

 

 

この音とまれ 1クール目

これほど頻繁に目頭が熱くなった作品は今季で唯一。

2人の心情を同時並行で描きながらもしっかりと両者を着地させる一流のシナリオ。助ける立場、助けられる立場どちらもひっくるめて部としての成長に繋がっているというのがまた良い。

その集大成として演奏にぶつけた6話と13話には特に泣いた。重い過去回想とのリンクのさせ方、その過去を克服するに至って、時には想いをぶつけ合い認め合う過程を旋律と共に演奏へ乗せる描写には圧巻。

また部としての団結が強まる中で徐々に露わになる2人のヒロインの可愛らしさにも注目。

大会の結果含め、10月の2クール目が楽しみ。

 

 

今季個人的推しキャラクター

1位 草摩楽羅 フルーツバスケットより)

暴力的な一面もあるが常に自分の好きな人の為に行動するその健気さが可愛い。

2位 ゼロ (群青のマグメルより)

物語としての質が落ちたマグメルを視聴出来たのは彼女が可愛かったから。それだけ。視聴理由として成立してしまうくらい可愛かった。

3位 竈門禰豆子 鬼滅の刃より)

鬼として戦う時のカッコ良さと人間として振る舞う時の可愛さのギャップが堪らん。特に次回予告等で見せる、目が点になる彼女や鬼化して以来巻物によって常に口が隠された彼女の姿には終始癒された。

4位 久遠愛 (この音とまれより)

今ランキング唯一の男キャラ。見た目からは想像もつかない程、彼の箏に懸ける純粋な想いに惚れた。その裏にある祖父のエピソードにも泣けるんです。

5位 八十亀 (八十亀ちゃんかんさつにっきより)

東京に関わる物であれば何であれ噛みつき、何の疑いもなく敵意を向ける小動物的な可愛さが魅力

 

 

個人的ピックアップキャラ

ここではランク外だったものの個人的に注目していたキャラクターを紹介していきます。

·武元うるか ぼくたちは勉強ができないより)

主人公の幼馴染という最重要ポジションにいながら、それが1クール目ではあまり発揮されなかった事が非常に勿体なく感じた。2クール目からは中学時代の成幸との思い出を回想させるシーン等を描きながら彼女の恋心をより深く掘り下げて欲しい所。

·唯我成幸の妹 ぼくたちは勉強ができないより)

ちなみに長女の方です。1話等でちょくちょく登場したものの1クール目では彼女が主体になる回はなかった。だがCMの間の繋ぎとして差し込まれた絵だけでポテンシャルは十分に感じる。2クール目では妹回により彼女のブラコンぶりが遺憾無く発揮される事を願うばかり。