なゆーのテキトーブログ

普段はTwitter(@oxygen60499747)より感想兼考察を投稿していますが140字では抑えきれなかったリアルでは言えないアニメへの想いをひたすら綴るブログとなっております。自分が感じた事を上手く言語化出来るように善処します。

私に天使が舞い降りた!12話考察

ここでは私がわたてん最終話を観て感じた事を『考察』として残そうと思います。ブログ開設初日に書いている身である為、文の違和感等は多少目を瞑っていただければ幸いです。

 

私が語りたいのは主にAパートでの劇に込められた花の想いについてです。劇の内容自体も大変観応えがあったのですが私はこの劇の内容が花とみゃ姉が初めて出会った時から11話までの"回想"なのではないかと思います。例えば劇の序盤でひなたと乃愛が経営しているケーキ屋で作られているマカロンカップケーキ、クッキー。これらは1話で"初めてみゃ姉が花に作ったスイーツ"と一致します。(それ以前に花が食べていたプリンに関してはみゃ姉自身が作ったという描写は無し)また劇中花が歌っていた歌詞の中にもどこかみゃ姉への想いを示唆するような言葉がある事に気づきます。個人的には歌詞中の貴方はみゃ姉を指していると推測。(穏やかな愛に溢れている、貴方に伝えたいこの気持ち等)劇中の世界観についても、みゃ姉と出会って一緒に過ごしていくうちに芽生えたみゃ姉に対する感謝のような想いを伝えたくても伝えられない、そんな花の不器用さを『天使』と『人間』に例えて劇中で表現していたのではないかと私は思います。花の"手先"の不器用さは1話~11話で沢山描かれてきましたが少なからず"自分の気持ちを伝えられない"不器用さも描かれてきました。12話では前者ではなく後者を表現したいという強い意図を感じました。

まとめになりますがわたてん12話は初めてみゃ姉と出会った時の思い出やみゃ姉と過ごしていくうちに芽生えた感情、そしてそれを上手く伝えられない花の不器用さが繊細に表現されたまさしく最終話は11話までの『白咲花の集大成』であると私は感じました。そう考えるとこの作品のタイトルである"私に天使が舞い降りた"の"私"にあたるのは花自身なのかもしれません。決して私と天使に当てはまるのは1通りだけではありません。様々な人物が私になったり天使になったり、彼女達の何通りもの愛が緻密に描かれた素晴らしい作品でした。動画工房さん、本当にありがとうございました。