なゆーのテキトーブログ

普段はTwitter(@oxygen60499747)より感想兼考察を投稿していますが140字では抑えきれなかったリアルでは言えないアニメへの想いをひたすら綴るブログとなっております。自分が感じた事を上手く言語化出来るように善処します。

「レースがなくても面白い!」 天晴爛漫11話感想

「輸血という技術がギルの被害者を止めてくれた。」

「なら、お前の中にある技術はどこまで行けるんだ?

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今まで天晴が発してきた言葉を小雨が用いて今度は天晴の背中を押す。それをして何ら違和感のない2人の関係、2人の過去回想の裏付け。ウルッと来ました。

台詞はうろ覚えですが、このシーンが熱かった!!という僕の勝手な盛り上がりだけ伝わってくれれば幸いです笑

今までの回で天晴というのは飯の調達などメカニカルな事以外になると何の役にも立たなかったし、天晴自身もあまりそこを重く受け止めていなかった訳です。

ですが今回は小雨の危機に対して初めて己の不甲斐なさを自覚し、自覚したからこそ何も出来ない現状を悔やみ涙する。ですがそこに対して、小雨の命を繋ぎとめた輸血という技術と天晴が今まで培ってきたメカへの技術同士をかける事によって天晴にも、いや彼にしか出来ない事があるんだ!という意味合いを持たせて、天晴の自信を取り戻していくという、従来の天晴の描写がしっかりフリとなって人間味が表れるまでの変化をより際立たせ此方側に対しても彼の変化に実感と共感を促す、且ついつもの一意専心な天晴に戻す小雨の台詞回しも秀逸でした。

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また、昔は純粋にマシンの向上を目指してた1エンジニアだったものの、そこから業界の量産化主義に自身の向上心を否定されたという過去があったからこそ、カーターが天晴の情熱にあてられる連鎖反応も9話における彼のバックボーン描写があったが故に納得出来た展開だったのかなと。

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天晴爛漫9話にて

この回収も個人的には熱い場面でした。

 

最後に。

この作品って13話完結なんですかね?

いや今の展開は何も悪くない、むしろこれはこれで全然アリだとは思うのですが、一方で物語序盤のような疾走感溢れるレースが観られていないというのもまた事実。

もし今作が2クールなら今話の様な人間ドラマ的要素とレースの全貌どちらとも楽しむ事が出来る可能性が大きくなり益々作品の面白さが見込めると思うのですが、もし1クール作品だった場合、今作もう一つの観所であるレース展開が十分に観られなくなるのでは?という不安もあったり...

ともあれギル討伐へと展開が動き出す次回以降には期待ですね!

同時にまた物語序盤のようなレース要素が観られる事も楽しみにしています!

今回はこの辺で。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました!