「1組の男と女になる前に唯一無二の兄と妹であれ。」 おーばーふろぉ2話感想
これがただのお色気作品として捉えている人からすれば、今から綴る内容に対して「は?何言ってるんだこいつ」と思われる方もいるかも知れませんが、”兄妹”という何とも素晴らしきシチュエーションが好きな1ファンとして今話には言いたいことがあったのでこの場をお借りして述べさせて頂きたく思います。
それは
「にいに」という言葉を聞いて何故に性欲が盛り上がったのか!!?ということ。
これがおかしい。これは頂けなかったぞ和志。
「にいに」とは文字通り兄を示す言葉。故にここで和志は男としてではなく兄としての自我、兄としての自覚を取り戻さないと辻褄が合わない。
大抵、兄妹関係が恋人に発展する場合にはどうしても以前までの兄と妹としての立ち位置が弊害となってくる。世間体や常識という観点からみてもそうですし、何より本人がそれを一番自覚しているはずなんです。行為に及ぼうとするなら尚更。
家族からも、世間からもアウェー状態で本当に彼女を幸せに出来るのか。
相当な覚悟がないとその線を越える事は出来ないはずです。
少なくとも妹のことを本当に大切に思っているのであれば絶対に一度は兄としての立場が脳裏によぎるはずなんです。
その際に嘗て純粋な気持ちで妹達と過ごしていた幼少期をフラッシュバックさせてもいいし、義妹という設定を活かして彼女達と初めて出会ったころに、立派な兄になると決心した当時の気持ちを思い出させてもいい。
でも今作品の2話では兄という立場を、性欲増幅という全く逆の目的で用いたこと。これに違和感を持ってしまった。大好きなシチュだからこそ彼等には衝動的な性欲から及ぶのではなく、もっと段階を持って歩み寄って欲しかったのが本音です。
まあ語りたいことは以上でございます。
勿論、尺の関係とかで無理だとか、この作品で描きたいことはそもそもそんなストーリーじみたものではないことは分かっています。上記の内容は全くの野暮だということくらい理解しております。
現にこの記事の中盤くらいから我に返って今まで描いてきた事を少し後悔してるくらいです笑。暴走して大変申し訳ございませんでした。
身も蓋もない内容でしたが、あくまでもお色気作品として今後ともおーばーふろおを楽しませて頂きます。